すらちんの投資日記

〜株主優待・資産運用〜

【J-REIT】福岡リート投資法人(8968)

福岡リート投資法人(8968)から第33期資産運用報告が届きました。

J-REITは、たいてい首都圏や関西圏に物件が集中していることが多いのですが、本法人は日本初の地域特化型REITであり2005年6月に上場しています。スローガンとして「Act Local, Think Global」を掲げているようです。

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福岡リート投資法人第33期資産運用報告

第33期(2021年2月期)の分配金は3361円になります。次回の分配金は3500円の予定です。

ポートフォリオとしましては31物件のままで変化なく、8割程が福岡、それ以外がその他の九州地域となります。商業施設が11件、オフィスビルが9物件、その他11物件の割合です。

第34期には、キャナルシティ博多・Bのグランドビル共用持分の一部譲渡を行い、天神に立地するオフィスビルの底地の取得を行う予定です。ポートフォリオの定期的な見直し、多様化によるリスク分散を目的としているようです。具体的には商業施設を減らし、オフィスビルとその他(ホテル・住居・物流施設)を増やすようです。

 

同報告書には「天神ビッグバン」の解説がありました。私は初めて知ったのですが、天神エリアの民間ビル建て替えを福岡市が誘導するようでして、容積率を最大50%増加させる計画みたいです。具体的には10年間で30棟の民間ビル建て替えを誘導するようです。さらなる高層ビルが立ち並ぶのでしょうね。

投資法人のスポンサーは福岡とゆかりのある企業が多く、福岡地所九州電力JR九州福岡銀行西鉄九電工西部ガス、西日本シティ銀行、DBJなどになります。

私はコロナショックで1単位を追加し現在2単位保有しております。幸い含み益が出ています。J-REITはどうしても3大都市圏に集中してしまいますので、リスク分散の意味も込め、このような銘柄もポートフォリオに取り込んでいきたいと思います。